レ・ミゼラブル
レ・ミゼラブル 8月0日 マチネ13:00開演
ジャン・バルジャン 今井 清隆
ジャベール 石川 禅
エポニーヌ 坂本 真綾
ファンテーヌ 今井麻諸子
コゼット 富田 麻帆
マリウス 泉見 洋平
テナルディエ 駒田 一
テナルディエの妻 森 久美子
アンジョルラス 岸 祐二
前回、7月28日のマチネの幕間に買ったチケットのうちの一日目です。石川ジャベールがどうしてもみたくてとったチケットだったのですが、いやぁ、ほんと堪能した(`・∀・´)。やっぱりとってよかったです。
バルジャンは今井さん。安定してるし、あの独特な張り上げ方がツボで大好きなバルジャンです。今回、宿屋のシーンでちょっとしたハプニングがありましたよ。「1500払おう」のシーンでイスを派手に転がすのですが、それがなぜか立ってしまって思わず吹き出してしまっていました。珍しいこともあるものだと。
今井さんの「彼を帰して」、やっぱり絶品ですね。山口さんほど柔らかい声ではないのですが、後半の張り上げ方がもうたまらない。バリトンなのにあの高音域!すばらしい。
さて、ジャベールは石川禅さん。期待に期待したジャベールは、あぁ、禅さんだ!と彼が出てくる度に、感動してましたよ。それこそ「やつをここへ呼べ」から「たどる道もな〜い」まで、堪能堪能。
やっぱり声がいい、歌がうまい、芝居がうまいっていうのはいいですね。みているとホントに安心します。今井さんとの掛け合いも心地よいものでしたよ。
エポニーヌは真綾ちゃん。前よりもなんだか声が通らない感じがしたのは席のせいか、なんなのか、そんな感じでちょっと迫力不足。でも、なんだろな、彼女のエポニーヌって死ぬときに一番感動するんだよね。演技がいいのかな。新妻さんは歌で感動するんだけど。
ファンテーヌは今井さん。うーん、不思議なファンテーヌでした。目力があるのか、なんだか迫力あったなぁと。この前の山崎さんよりは聞
きやすいファンテーヌでよかったんだけど、ボクの中では岩崎ファンテが基準なのでちょっと物足りなかったかなと。
コゼット、マリウスはこの前と一緒なので割愛。
テナルディエは駒田さん。あぁ、そういえばテナルディエってこんな感じだったなと思い出させてくれた感じでした。声質、演技など大満足。だいぶ前のレミで、某落語家テナと比べられてだいぶ際だっていたのを思い出しましたよ。新しいプランでのテナでしたが、相変わらずの存在感。森さんとの掛け合いも、所々アレンジしてあってよかったかも。(あっちへほーーーーーーーーーーいって歌い方かえてました)
アンジョルラスは岸さん。今さんに似ているのかなぁ。のどの奥でごろごろする歌い方で(意味わかんないか)ちょーかっこいい。作品違うけど、「双頭の鷲!」って叫んで欲しいな。
泉見さんとバリケードに出てきたときはそりゃぁもうかっこいいのなんのって。歌声も顔もかっこいい。いいね。
あ、バリケードで思い出したけど、この日のグランテールがとてもよかった。なんだかわからないけど、よかった。
この日の組み合わせはさっきからよかったよよかったと書いてきましたが、実はちょっと眠い(感想的な意味で)感じでした。刺激分が薄かったんですよね。確かに禅さんのジャベールはよかったんですが、エリザベートでのあの禅さんを見てしまうともっとできるはず!と期待しちゃうんですよ。なのでちょっと欲求不満なレ・ミゼラブルでした。
あ、でも、よかったのよ、ほんとに。