マリー・アントワネット

12月1日、約一ヶ月ぶりに帝国劇場に行ってきましたよ。今回も前回と同じくマリー・アントワネット。キャストが一人だけ違って、マルグリットが今回は笹本玲奈ちゃん。新妻聖子ちゃんと違ってどんなマルグリットが見られるのかとドキドキわくわくですよ。

帝国劇場にはもう何十回と来ているのでいつものようにチケットを持って帝劇地下のしなの路の横からあがって入場。んで、いつもの通りならばそのまま自分の席に直行なんですが、今日はとあるCDを買うために売店へ。買った物はこれ。

ダンス・オブ・ヴァンパイア ハイライト・ライヴ録音版

これ、7月、8月にやっていた演目で、市村正親さん、山口祐一郎さん、大塚さん、剱持さんが出演したミュージカルのサントラが11月末に発売されたので買ってみました。2幕頭のロックでハードなナンバーがとっても素敵だったので楽しみにしてました。
これでミュージカルのサウンドトラックは何枚目かな、少なくとも40枚はあるよね。買いすぎ!レ・ミゼラブルだけでも8枚もあるし(笑)

さて、今日の演目のお話に戻しまして・・・

2006年11月3日 マチネ 帝国劇場

マリー・アントワネット 涼風 真世
マルグリット・アルノー 新妻 聖子/☆笹本 玲奈
アニエス・デュシャン 土居 裕子
アクセル・フェルセン 井上 芳雄
ルイ16世 石川 禅
ボーマルシェ 山路 和弘
オルレアン公 郄嶋 政宏
カリオストロ 山口祐一郎
ロベスピエール 福井 貴一
ローズ・ベルタン 春風ひとみ
ラパン夫人 北村 岳子
ランバル公爵夫人 河合 篤子
ベメール/エベール 広田 勇二
ラ・フェルテ tekkan
ギヨタン博士 佐山 陽規
ロアン大司教/レオナール 林 アキラ

前回見たときは一回目ということで舞台の全体像をつかむ、ストーリー像つかむので精一杯という感じだったのですが、今回はオペラグラス持参で細かいところをじっくりと見てきました。

笹本マルグリット、時たま見える真っ赤な下着?がなかなかエロス・・・って、そんな場所ばかり見ていたわけではなくって、笹本マルグリットは演技がよいですね、やっぱり。ラパン夫人の処刑後シーンなんて迫力にぶるぶるしちゃったもの。ただ、少年に化けたエポニーヌを思い出しちゃって何だかなぁという感じもあったかな、顔が綺麗すぎるのかな。頭チッチャ!!って常に思ってた。
歌に関しては完全に好みなので笹本ファンには悪いのですが、ボクは新妻マルグリットの方がやっぱり好きかも。あの突き刺さるような声質が、大好きだった本田美奈子.さんを彷彿させて気持ちがいいのですよ。2幕の民衆を奮い立たせるシーン、笹本マルグリットでもHighDはよく聞こえたんだけれど、HighEはなんだかごまかしてるように聞こえちゃった。比べて新妻マルグリットはこれでもか!ってくらい張り上げていてあーいうのが大好きなボクにはツボなんですよね。もう一度新妻さんの方も見たいけれど、4月にもまたあるのでその時にまた見られるので我慢我慢。

他は、そうだなぁ、涼風さんの処刑直前にかけての演技の盛り上げ方というか、鬼気迫り方の進化には驚いたかな。前に見ていたアニメ「雪の女王」のオープニング曲が涼風さんだったんですが、その時に感じたさわやかさもちらりと感じられて前に見たときよりもマリー・アントワネット像が安定した、そんな感じがしました。
ボーマルシェのぼやきシーンが11月の時に比べて何倍にも伸びていたのに驚いた。あれ、千秋楽には10分ぐらいやるんじゃないのか?(笑)

今回も思ったんだけど、やっぱりミュージカルは二回は見ないとだめね。一回目に気がつかなかったことががんがんみえてくる。マルグリット・アルノーマリー・アントワネットの記憶している幼き頃に覚えた歌が一致することなんてミステリアス。年齢がだいぶ離れているけれどもしかしたら姉妹?!と妄想も出来ますな。

そうそう、帝劇二階のカフェ、カウンターでいつも休憩中にコーヒーを頼むのですが、しばらく節約ってことで行っていなくて、久しぶりに足を運んだら、あらま!「天然水使用」の看板が消え、陶器のカップで出されていたのにそれも消え、UCCの紙コップに変わっちゃってましたよ。ちょっと残念。

そんな帝国劇場、マリー・アントワネット観劇日記でした。