レ・ミゼラブル

2001年1月30日 18:15開演
キャスト(主な出演者のみ)
ジャン・バルジャン  鹿賀 丈史
ジャベール      村井 国夫
エポニーヌ      本田美奈子
ファンテーヌ     岩崎 宏美
コゼット       安達 祐実
マリウス       津田 英佑
テナルディエ     徳井 優
テナルディエの妻   森 久美子
アンジョルラス    岡 幸二郎

今日は1月30日。待ちに待った「レ・ミゼラブル」の公演の日であった。
すでにもう見たあとでこれを書いている訳なのだが、未だ興奮は収まらない。
最初にいっておくが、「レ・ミゼラブル」を見たことがない人は、今からでもなんとか間に合うと思うので(実際今日も空席があった)、なんとしてでもチケットを手に入れてでもいくべきである。それほどの衝撃を受けるミュージカルであったのである。
ちなみにチケットを取るには「東宝テレザーブ 03(3201)7777」に電話して「あいている日のチケットをください」というだけである。今からでも遅くない。がんばって取って、是非とも体験してもらいたい。2月21日が千秋楽である。

さて、私のミュージカル初体験となるこの作品はヴィクトル・ユゴー作の長編小説「レ・ミゼラブル」(日本では、あ々無情として知られる)をミュージカルとしてわかりやすく作り直した演目である。具体的あらすじはこれから内容を知らずに見に行きたいという人もいるかもしれないので書かない。とにかく、感動的なお話なのである。

「感動的」と書いたが、隣にいた人は涙一つ流さなかった。いったいどういうことなのだろう。私なんて涙を抑えることができなかった。それどころか、出てきそうになる嗚咽を抑えるのに必死になってしまって、息をすることもできなかった位なのである。感動は人それぞれということか。

公演の感動話ばかりで延々と続きそうなので、そろそろ、今日のレポートをしようと思う。

開演が18:15ということなので、30分前の17:45に有楽町駅から帝劇に向かった私。今日はデジカメを持ってきたので最初に帝劇の外観をチェック!したのだが、あまりにも暗くなってきていたのであまりよく写らなかった・・・次にいくときはマチネなので、そのときにもう一度撮るとしよう。まぁ、雰囲気は出てるでしょう。さすが創立90周年だけある。風格、威厳漂う立派な劇場である。
あこがれの帝国劇場。あの、「ミス・サイゴン」をやっていた劇場。高校生の時にマーチングをやったさいに初めてふれたミュージカルをやっていた、あれである。
今でも思うのだが、なぜ見に行かなかったのかと悔やまれる。行く時間は十分にあったはずだし、思えばいけたはず。今となってはもう世界中どこに行ってもやっていない「ミス・サイゴン」(マニラでやっているかもしれないが)。再演の日を夢見て、今回はその話ではなく、レ・ミゼラブルの話に戻ろう。

駅からはすぐについたのでいろいろと撮った写真が、これ

 帝劇外観 巨大ポスター

チケット売場の前に張ってある巨大なポスター。ライトアップされていたので比較的きれいにとれた。ホントに巨大である。その下の方には、キャストの写真が貼ってあるのだが、これらも巨大である。

 キャスト表 キャスト表2

さて、外にいてもしょうがないので中にチケットを見せて入ったらこれまた・・・厳かな感じがしていい。入り口から入った目の前にビデオやCDを売っている売店、左手には山積みになったプログラム(一部2000円)。プログラムは1月6日にうちの親と妹が先に見に行っていたのでそのときに買ってもらったので今回はパス。噂によると毎月変わるので買ってみようかと思ったのだが、予算不足でそこはスルー。
さらに奥にすすむと、ロンドンかどこかでやったレ・ミゼラブルの祭典のようなビデオを上映しているところがあり、喫煙所。その背中側(つまり中央、CDの売店の裏側)では、プリンのような、ゼリーのようなおいしそうなお菓子、ポップコーンと、軽食類。どうやら帝劇は開演が始まる前までは食事をしていいみたい。ほぉ、映画館みたいだ。

一階にはこのような売店があって、その奥と入り口の所に二階に上がる階段がある。私の席は二階席I列だったので、二階に。あ、その前にやったことがあった。次回くるときは一階席でみるので、その席を確認しにいったんだった。うん、よさそうだ。ということで、今度こそ二階に。

二階にはお茶の自動販売機と、喫茶店が端にあって、客席への入り口の間には帝国劇場で今までにやった公演のCDが展示してあった。その写真がこれ。

 展示CD1 展示CD2

上の写真を見てほしい。廃盤になって、売っていないはずのミス・サイゴンの「帝劇版」CDが積んである。そうか、ここにきて買えばよかったんだな、と今更後悔してもしょうがない。持ってない人は帝国劇場にきて買うべし。

そうそう、二階から一階の方を撮ったものもある。

 帝劇二階から一階を1 帝劇二階から一階を2 帝劇二階ロビー 帝劇の飾り

説明してもあまりよくわからないかと思うので、まあ、想像してください。行ったことがある人は、あぁ、あそこだと思ってくださいな。

そんなことをしているうちに始まる15分前になったので、喫茶店でコーヒーを注文。「今日は○○のおいしい水を使っています」とわざわざ書いてあったので、さぞうまいのだろうと思ったのだが、まぁ、ふつうのコーヒー。でも、まずくないので味わってのみ、トイレに行ったわけ。

さ、いざ客席にと思ったら、チケットがない!ん、んん!!っと必死に探し回ったらあった。よかった。
自分の席は二階席の下から2ブロック目のセンター。うん、安い方の席としてはまあよいのではなかろうか。
ステージをみるとレ・ミゼラブルのポスターにもなっているコゼットの姿が「バーン」とスクリーンに映し出されている。こりゃあ期待膨らむってもんだ。よく見ると、そのコゼットの後ろに写っている雲が動いている。細かいなあと感心しながら始まるまでの時間をじっと待つ。
オーケストラが音出しを始めた。そうか、生オケなんだぁと、またまた感心。おぉおぉ、クラリネットが、ファゴットが、それぞれ練習してるよ。オーボエの音も聞こえる。これから始まるんだと、ホントわくわくしながら待っていると場内アナウンスがあり、はじまるとのこと。それにしても空席が多い。何じゃこりゃと思っているうちにチューニングがあり、場内暗転。レ・ミゼラブル、一幕の始まりである。

『第一幕』

さっそく始まって面食らった。どこからでてるんだ、オケの音。今まで、オペラとかしかこういう形の演劇をみたことがなかったので、ホントびっくりした。だって、二階席なのに目の前から音がするんだもの。どうやらマイクでオケの音も拾っている模様。エレキベースの音がばんばんくる。しばらくはなんか不思議な気持ちで前奏を聴いていると、でてきた、囚人。Prologue; The Chain Gang

ステージ上にかかっていた、あの、コゼットが大写しになっていたスクリーンに文字がうつしだされ「おぉぉぉ!!」、ジャベール、ジャン・バルジャン登場でテンションは一気に上昇。そうか、ミュージカルってのは出演者が全員マイクつけてるんだ、と妙に感心。心配だった言葉を聞き取れるかというのは一気に解消。安心してみることができそうだ。

しばらくきいていてもどうも違和感が消えない。オーケストラがそこに存在しているような気がしないのだ。どうも、録音か何かが流れているようにしか聞こえない。いずれ慣れると思い、舞台に注目。

そこで大問題発生。空席が目立つと先ほど書いたが、その理由がわかった。遅刻者がものすごく多かったのだ。しかも、B席だからとなめてるのだろうか。思いっきり目の前を通過していく。をいをい。。。始まってるっつーの・・・

さて、バルジャンが釈放されたあとステージの中心付近がが回転。すごいぞ、このギミック。巧みに歩き、効果的に動き回るバルジャン他、出演者達。確か帝劇の床は奥に向かって傾きがつけられているはず。さらに回転したらふつうならまともにたっていることはできないはず。さすがプロ!すごい。

神父様登場(The Bishop )

おぉぉ!はげだはげ。今回のためにそったのだろうか、それともかつら?やはり二階席じゃ確認できない。次回オペラグラスで確認といこう。

それにしてもすばらしいのが照明。一つ一つの動きにあわせてついていったり色が変わる照明、さすがである。工場の場面ではソロを歌う人それぞれに照明が当てられるのでとっても効果的。

さて、今回注目していた人の一人、岩崎宏美(ここからすべて敬称略)登場である。I Dreamed a Dream

いやぁ、もう、この段階で涙でまくりになってしまった。うますぎ&いい曲すぎ。まさかこんな早い段階で泣くとは思わなかった。岩崎宏美。恋人達のララバイだったか、歌謡曲でのイメージしかなかったのだが、舞台の上で歌い演技する岩崎宏美をみているともう涙が止まらなかった。ほんとにうまい、うますぎる。この時点でハンカチはもうぐしょぐしょ。あといったい何時間あると思ってるんだと自分に言い聞かせるが、焼け石に水。涙は止まらない。

さて、あまり詳しく書いているとものすごい量の文になってしまうのでペースをあげていこう。

ジャン・バルジャンが自分の正体をあかす場面、いったいどうなるのだろうと期待していたのだが、いい意味で裏切られた。法廷の場面がもう少し長く出るのかと思ったのだがあのような表現に。
鹿賀丈史もCDでさんざん聞いていたのでだいたい想像がついた歌い方だったのだが、歌詞など微妙に違うし、歌い回しがさらに熟成されたというか、感情がより表れる歌い方になっていた。
料理の鉄人でさらに有名になった鹿賀丈史。やはり本職は俳優なのだと改めて認識。いい。

さてさて、このあとの場面(Fantine's Death )だが、またしても岩崎宏美にやられた。何なんだあの人は!こんなに心に響く歌を歌う人みたことないぞ。何とも切ない歌い方、はぅぅっ、とくるメロディ。ハンカチはさらに重みを増していく・・・

この後のジャベールの割り込み方がCDとは違ったのもおもしろかった。よりいっそうジャベールの嫌らしさが出ていたような気がする。ぶぁ〜るじゃん〜〜ッテカンジ?

次の場面。リトルコゼット。かわいかった〜。声に聞き覚えがあるなと思ったら、どうやらターザンで子像の役をやっていた女の子らしい。そして、テナルディエの妻、つまりマダムテナルディエ、森久美子がやっていたのだが。うーん、はまりやくだ。さすがオペラ歌手。演技もいい感じ。まぁ、初めてみたミュージカルで評価のようなことをするのはどうかとは思うのだが、とにかくよいとしかいいようのない演技。レ・ミゼラブルマニアのあいだでも森久美子は評判らしい。納得の演技だった。

テナルディエもミス・サイゴンのエンジニアを思わせるコミカルな動き(とはいってもミス・サイゴンをみたわけではないのだが)がイメージ通り。森久美子とのギャップもまたおかしさに拍車をかける。それにしても迫力のあるマダムだ。リトルエポニーヌがおびえているようにも見えてしまったのがおかしい。リトルエポニーヌの演技も良かった。そう、アンサンブルのスケジュール表をみていて思ったのだが、リトルコゼットとリトルエポニーヌ、マチネとソワレで役を入れ替えてやってることに気がついた。つまり、昼にはいじめ役だった(エポニーヌ)のに、夜にはいじめられているという役割に。これに深い意味はあるのだろうか・・・やはりCastle on a Cloud をみんなに歌わせてあげようという配慮だろうか。謎だ。

そして、10年後になって、今回大注目していた本田美奈子エポニーヌと安達祐美コゼットの登場である。

おっと、その前にガブローシュ君の話を。今回のガブローシュ、キャスト表(インターネットで入手)には鈴木輝美となっていたのだが、今日ロビーでみたキャスト表には板垣謙介と書いてあった気がする。しまった。もう少し詳しくみておくんだった。デジカメで撮ったキャスト表は暗かったせいもあって全く読めない。大失敗である。次回はメモしてこよう。
さて、そのガブローシュ、すがすがしいというのが一番にあう演技で、気持ちがよかった。2幕での彼の役を思ってなんか泣けてきてしまっていたくらい。
子役っていうのはすごいね。あんな小さいのに歌を覚え演技をし、ほぼ毎日出演・・・尊敬します。

で、コゼットにエポニーヌである。
本田美奈子、やっと生でみることができた。大ファンなのでとってもうれしかったのである。もう、歌っている姿を見ただけでなんか感動してしまってうるうる。いやぁ、みたいみたいと言い続け、みることで来た今日まで。長かった。本田美奈子大好きなのである。相変わらず(ミス・サイゴンのCDを聞いただけ。くどいようだがみたことはない)太い低音、伸びやかな高音ともうつぼにはまる歌い方。聞くだけで泣いてしまうのは私だけだと思うが・・・
そうそう、悲鳴もよかった(笑)
安達コゼットだが、いろいろといわれていたので(公演開始時にはバッシングも起きていた)興味を持っていたのだが、だれだ、安達祐実おろせなんていったやつは。耳が肥えてるんだな、その人たち、きっと。私にはとってもとってもかわいいコゼットに見えたので大満足であったわけで。ここではまだ書かないが、2幕でのあの演技はもうたまらない物があった。後で書きます。
確かに高音域でぶら下がったり、びびりがあったりと目立つところもあったのだが、それを演技力、声質が補っていたと思う。ほとんど裏声っていうのが気になったのだが、全部地声でやるというtohkoとの聞き比べができるのでそれもよかったのかな。

アンジョルラス、マリウス、ともに、男性ということであまり思い入れがない(笑)のであまり食い入るようにみるということはしなかったのだが、すばらしい歌声であった。
岡アンジョルラス、超かっこいい。ありゃあ、ファンがつくはずだわ。二階席であったせいか、最初、他の群衆に紛れてしまってよくわからなかったのだが、次第にマリウスと同様すばらしい活躍をするので区別が付くようになっていったわけ。
で、あの赤い旗を振り降りのシーン。しびれますわな、かっこいいもん。
津田マリウス、甘い声でコゼットへの思いを語るシーンなんて背筋ぞくぞく。いいなぁ、あんなにいい声出せて。

第一幕終わりの曲、One Day More。あーいうのに弱い私。これぞミュージカル。アンサンブルとソロ陣の息のあった合唱。混ざりてーと思った。絶対きもちいってあの中に入って歌ったら。

うーん、男性陣への感想があまりないなぁ。やっぱり女性陣を期待して見に行ったからかな。一幕は岩崎宏美にノックアウトされた、という感じですな。

さて、一幕で完全ノックアウト状態の私。2幕までの間なにをしていたかというとまたしてもコーヒー。やっぱりうまかった、あのコーヒー。幕間に飲んだコーヒーには砂糖を入れてちょっとリラックス。1幕であれだけ泣けたんだから2幕はいったいどうなってしまうんだとちょっと不安。帝劇から外を見たり、トイレに行ったりと、そんな30分だったわけでありました。

『第二幕』

第一幕の終わりの部分からの再現である。バリケードがほんと「あっ」というまに登場するのは圧巻である。舞台の左右にたてて収納してあった装置を下側から中央に引き出すという形でバリケードに成形。さらに、そのバリケード、一幕で回りまくった舞台上でぐるぐる回ってしまうわけだから恐れ入る。いったい近くでみたらどんな風になっているのだろうか。やはり無理してS席を今から取るか・・・・

さて、二幕。先に書いてしまうが、というか、もうすでに書いてしまっているのだがはっきり言って泣きすぎた。恥ずかしいくらいに。
エポニーヌ、ガブローシュ、そしてコゼット。よすぎである。
エポニーヌ、島田歌穂版を今まで聞いていて、それも絶賛された物だったので文句のつけようがなかったのだが、大好きな本田美奈子が歌ったことによってさらに感動倍増。
涙、止まらないのよ、ホントに。困った。隣の人が全く泣いている様子がないのにこちらは「どばぁぁ」恥ずかしいったらありゃしない。何であんなに冷静にみてられるんだ。最初にも書いたが不思議でならない。あんな場面を見せつけられて、どうして?って感じ。
まあ、こっちはミュージカル初体験ってのもあると思うのだが・・・

エポニーヌの名場面が終わった後のバルジャンのソロ。これまた(; ;)
CDの鹿賀丈史よりもレガートがかかっていてとても美しかった。鹿賀丈史の歌い方って特徴があって、語尾が下がるんだけど、この歌ではそうしてほしくなかったわけ。CDはちょっと下がり気味に歌っていたわけなのだが、今日は違った。熟成である。ちなみにBring Him Homeのことね。

この後の場面(Dawn of Anguish )で、泣き叫びなら出ていった役にもやられた・・・あんな風に泣かれたらもらい泣きするってば。こっちも悲しくなるってば。

そして、ガブローシュである。いや、マリウスや、アンジョルラスの名場面もあるのだが、それを忘れるほどの名場面であった。
もう展開がわかっているので「だめ〜バリケードを登るな〜」と思ってしまい、舞台が回転した頃にはもう・・・

あの演出、というか、バリケードでの回転、修道院での回転、とにかくよく舞台の回転をうまく利用してあるのがすごいと思ったね。人物の動きを中心にまわりを動かす。よくできた仕掛けだ。
くるっと回ってアンジョルラスが・・・な場面。おもわず「ぐ」っときてしまったよ。

戦闘後の下水道へ行く場面、オーボエがとってもいいですよねえ。オーボエを勉強している身として非常に興味がったわけで。
あれ、演奏したい〜!!
後何年かかるんだろうか。ミュージカルのオケピにはいるのが夢な私。実現してみせる!

さてさて、その後の下水道。なるほど、そうやって表現するのかと感心したよ。CDだけではさすがにあんな表現を想像できなかった。舞台演出の、すごさを感じた。

ジャベールの橋の上でのあの場面。ジャベールの苦悩がものすごく、ものすごーくでていてたし、ここでもほろり。

結婚式でのマダムテナルディエであるところの森久美子。やはり、この人以外のマダムは想像できない。あと二回行くのはどちらも大浦みずきであって、しかもまだみていないのでそういうのは早いかと思うのだが、あまりにもはまり役なのでそう思ってしまった。もう一度みてみたい森マダム・・・チケットとるか

そして、今回一番語りたいのだが、安達祐実のすばらしさ。あのね、私、まさかあんなに泣く、それも声を出しそうになるくらい泣くとは思わなかったのよ。安達祐実よ、安達。あの子役だった安達が、具が大きかった安達が見せてくれた。

「生きて、パパ・・・」

今でも、もう見終わってから5時間もたっているのにまだ覚えているあの響き。
二階席で、それもオペラグラスなしであれだけ表現が伝わってきた。すごいとしか思えない。何度もいうようだが、まさか、まさかあそこまで泣くとは思わないくらい泣いてしまっていた。
前回こんなに泣いたのはベルリン・フィルマーラー交響曲第2番を聞いたときだったのだが、あれ以上に泣いた気がする。マジで声が出そうなほど感動してしまった。
岩崎ファンテーヌ登場でぐっときているのにさらにあれだもん。どうしようもなかった。

それにしても隣に座っていた人が全く感動を表していないのはいったいどういうことだろう。もう何10回とみているから(想像)なのだろうか。それとも、うちの妹みたいに本当に感動しなかったのだろうか。そう、うちの妹、「どこで泣くの」だとか・・・
そういえば、女性で泣いている姿、あまりみなかった。それよりも、サラリーマン風の人がハンカチもっていたのが印象的。女性うけしないのかな。

そんなこんなでもうエンディングでは肩がふるえ鼻水は止まらず・・・と、隣の人に多大なる迷惑をかけてしまったわけで。でも、どうしようもなかった。カーテンコール中もちょっとした刺激であふれ出す涙。どうしようもありませんでした。

公演終了後、外に出てきてからいろいろ写真に撮ってみた。それらがこれ。

 外の様子1 外の様子2

ホントに、感動しているように見えない。さめてるんだなぁと思ってしまったわけで・・・

さて、今回はこのようなキャストでみたわけなのだが、次回は山口バルジャン、川崎ジャベール、島田エポニーヌ、tohkoコゼットとどうしてもみたい役柄をみるためにわざわざ高い席を選んだ公演。ひっじょうに楽しみである。
また今回みたいにぼろぼろに泣くのだろうか。それとも、妙にさめてしまって感動もなく終わってしまうのか・・・
いろいろ想像はつくが、とにかく楽しみである。いま、CDを情景を思い出しながら聞いている訳なのだがまだまだ感動は抜け切れていないよう。すぐに涙があふれ出す。感動屋さんなのだな、私は、とみにしみたところで今回はおしまい。
次回公演の時にも思ったことをどんどん書きますのでお楽しみに。

ホント、まだ見たことがない人は今すぐにテレザーブで予約した方がいい!来年もやるからってひと・・・やらなかったらどうする。ミス・サイゴンをみることができなかった私みたいにずーっと後悔するぞ。今すぐ予約だ!売り切れだったら帝劇の当日券を買うのだ!