ミス・サイゴン4回目
ミス・サイゴン 10月26日マチネ 12:30開演
主なキャスト（敬称略）
エレン：高橋由美子 ジョン：今井清隆 ジジ：平澤由美 トゥイ：泉見洋平
今日の公演というか、キャスト、どうしても見たかった人がいたのです。そう、今井さんのジョンと笹本さんのキム。特に今井さんは大好きな俳優なので絶対に見ておきたかったのですよ。というわけで、今日の感想です。
まずは、今井さんのジョンですが、やっぱり今井さんだ〜って感じで素晴らしいの一言。一番最初に一言発しただけでその今井オーラをびんびん感じました。あのゴーゴー鳴り響く歌声、他の俳優で聴いたことありませんよ。高音が伸びやかに出て、さらに低音もしっかりと出る。いったい今井さんって何者なのでしょう。あこがれます、あの声。超期待のブイ・ドイなんて、聞くことが出来たうれしさで涙出てきました。（今井さんのジョンはブイ・ドイ舞台左側に訴えるんですね。坂元さん、石井さんは右側に進み出て訴えていました）それ以外にも、エンジニアに「おれはこいつに〜」っていうところとか、クリスにむかって「ぼけ〜」なんていうところとか、いちいち歌うたびに感動してました。今井さん好きだ〜。
そんなジョンの相手をしたのは、今までは、そのジョンだったこともある坂元クリス。ジョンをやっている時というか、クリス役が決まった時から予想していたのですが、素晴らしいクリス！石井さんがジョンをやった時のような違和感はなく、見事にはまりきっていました。坂元さん、高音がひっじょーにきれいだし、張りがあるのでどの場面を切り取っても鳥肌もの。ちょっと小さいクリスだけれどもそれがまたいい感じ。電話ボックスでぴょんぴょん飛び跳ねる様子がコミカルでした。私の大好きなシーン、2幕のエレンの前での告白も坂元さんの持ち味をフルに出し切った感じでぞわぞわうるうる。やはり歌がうまいってのはいいなぁと思いました。
そしてもう一人、注目していたのは笹本さんのキム。レミゼでのエポニーヌがよかったので非常に期待していたのですが、期待を裏切ることなく素晴らしいキムでした。他のキムより若いところをいかしてみたのか、演技、セリフなど、かわいらしさを存分に出したキムでした。「私をみ・て・ね♪」って感じで「ね」がかわいいー。かわいいだけではなく、演技でも見せてくれて、「タム、ひきとって」のエコーがかかったあのシーンなんかは特にうるうるきました。ただ、昨日の松さんが異常なほどの気迫を感じさせるものだったために少し迫力不足を感じてしまうところもありました。でも、それは松さんと比べてしまったためだけであって、キムとしては十分に素晴らしいものだったと思います。
今回初見の人、もう一人は、トゥイ役の泉さん。前回見たのはレミゼのマリウスで、とっても熱い、熱血マリウスだったことを覚えているので今回も期待していたのですが、やはり熱いトゥイだったので大満足。tekkanさんのトゥイと演技が違うところがあって興味深く見ること出来ました。「いたーおまえ〜」だったかな、結婚式のシーンに殴りこみにきたトゥイが最初に目をやるのがtekkanさんはキムなのに泉さんは祭壇にある写真（おそらくキムの両親）というのも物語が深くなるのでなかなか面白い。役者によって演技がかわるのがダブルキャストの面白いところ。やはり何度も帝劇に通ってしまいます。
今日は筧さんのこともチラッと。3回目の筧さんで、飽きがくるかなぁと思っていたのですが、ぜんぜんこなくて、魅力的なエンジニアなんだなぁと改めて認識。「カケイサンガエンジニア〜？」っと始まる前は思っていたのに「なるほどエンジニア！」に変わっていますよ、今は。力の抜けたちょっとずるい感じ、時代の流れに逆らわないエンジニアを見事につかんでいる感じで素晴らしいです。あいかわらずアドリブは謎ですが（笑）
さて、今日は売店で買ったものがあるので紹介。今日の公演の始まる前に、昨日きたときに発見して買おうか悩んでいたものを思い切って買ってしまいました。
ミス・サイゴン（カラオケ）
http://www.karaokewh.com/item_details.cfm?ProdID=2126&tracking=46（おそらく発売元）
3600円位するのですごく悩んだのですが、今買わないでいつかうのだ、と勇気を出して買ってみましたよ。内容はといえばカラオケと、ヴォーカル入り。これで3600円かよ！と笑っちゃいました。「The Heat is On in Saigon」「Movie in my Mind」「Why God Why?」「The Last Night Of The World」「I still Believe」「The American Dream」の6曲いり。これで思う存分歌えますぞ。車の中ででも歌うか（笑）
