難しい事柄ですがあえてきつく

コンサートを開催するに当たって、特にアマチュアの場合悩む問題に未就学児童の入場規制の有無があります。私がお手伝いしている吹奏楽団でもその問題がもちあがり、大騒ぎになりました。「去年までは入場させていたのに今年いきなり変えるのはおかしい」だとか、「せっかくきていただいたお客様をお返しするのはいかがなものか」、とか・・・
そのことについてさらに詳しいことは書く必要ないと思うので私が思ったことだけ書いてみようかなと思います。
コンサートの際不快に思うことの中でも、特に雑音は許しがたいものがあります。ビニール袋をかさかささせる音、話し声、そして、子供のわめき声。それらがあるのとないのとではコンサートの印象が全く違います。以前仙台にオペラ座の怪人を見に行った時のことですが、隣に4歳か5歳くらいのお子様が座りました。しばらくはおとなしくしていたのですがそのうち動き出し、そして、声を出し、1幕の間中動きまくっていました。注意しようと思っていたのですがそのうち親が注意するだろうと我慢していましたのですが、2幕のそれも一番いい時に隣に座ったお子様が「おしっこ!」と叫びました。私、今までにないぐらい激しく怒り狂いましてたたき出しました。今思うとやりすぎだったかなと思いますがあの時のことを思うと今でも腹が立ちます。オペラ座の場合はミュージカルですが、コンサートの場合でも同じようなことをされたら同じくたたき出すのではないかと思います。
今回、未就学児童を入場させないことに決まったことについて反論があり、「せっかく来ていただいたお客様を帰すのは云々」という話がありました。私は思います。「コンサートに子供をつれてくること自体無神経なのではないか」と。「未就学児童でもじっとして音楽を聴くことが出来る」「うるさくしたら外に出るから大丈夫」と、子供を入場させることに寛容な方々はいいます。では、その、うるさくしている瞬間に回りに迷惑をかけているという事実は無視なのでしょうか。外に出るまでの間に声や動きで周りの客に迷惑をかけることが予想される以上、コンサートにつれてくることは遠慮すべきではないでしょうか。つまり、そのような遠慮が出来ないお客様は演奏中に子供がむずがっていても無視する可能性が非常に高いのです。ですので私は未就学児童の入場規制は仕方がないものと考えます。逆に、音楽のコンサートに子供を連れて行きたい理由を聞いてみたいです。自分が聞きたいけれども子供を預けておく場所がない、連れて行ってしまえ、というのはあまりにも無責任です。子供を持つ以上それくらいの責任は追ってもらいたいと思います。
もう一度考えていただきたい。コンサートとは音楽を聴くための催し物。がさごそとした音や子供のわめき声を聞きにいくところではありません。それがアマチュアだろうがプロだろうが関係ないでしょう。こんな騒ぎがGPで起きた某吹奏楽団の皆様にお伝え申し候・・・