ちょっと根性旅行記 上越線編 2005年11月3-4日 自宅〜春日山〜自宅

さて、今回の旅は新潟県上越市まで。私の地元でもあるのですが、ここ最近は年に2.3回くらいしか行っていないという惨状^^;仕方がない、誰も住んでいない自宅は住める状態じゃないのだ。

余談はおいといて、普通にいけば新幹線で3時間ちょっとでついてしまう上越市に、鉄道オタクがルート設定するとどうなるかというのを記録していきますよ。

出発は朝の6時。いつもの最寄りの駅を6:07に出発して最初に降りた駅は府中本町駅。ここでJRの南武線から武蔵野線に乗り換えです。
松戸に通っていたことがあってもう武蔵野線には乗りたくないのですが仕方がない。ホームで待っていたオレンジの電車に乗り込むとまもなく6:26、予定より少し遅れて出発。
事前に調べてみた所、今日は休日ということで武蔵野線からそのまま浦和を経由せずに大宮に行ってしまうという「ホリデー快速むさしの号」というのが出ているのをキャッチしたので、今日はそれを利用することにしたのですよ。
北朝霞で下車し、そのむさしの号を待つことにしました。
5分ほど待った所、今ではあまり見られなくなったアイボリーと濃紺の車体がズンズンとホームに入ってきました。そう、ちょっと前まで横須賀線で使われていた115系ですね、こんな所で再開できるとは。なんかうれしいですね。
むさしの号は6:56に北朝霞を出発。車内放送によると次の停車駅は終点大宮だそうです。おーなるほど、これは便利です。大宮に着いた所で記念に車体をパチリ。今度この車体に会うことが出来るのはいつだろうか。横須賀色さん、さようなら。

さて、大宮駅についた所でいったん途中下車し、緑の窓口へ。そう、今回のメインイベントである上越線特急の切符を買いに行ったのですよ。
買い求めたのは「特急水上1号」の指定席券。自由席でも良かったのですが、何となく買っちゃいました。水上号といえば昔は確か「新特急」と呼ばれていたような気がしたんですが、普通の名前でしたね。紛らわしいからやめちゃったんでしょうか。
特急が到着するまではちょっと時間があったのでここでコーヒーブレイク。Suicaで利用できるお店でブレンドコーヒーを注文。なぜかミルク、砂糖を付けてくれなかったのですが、これは「あんた太り気味なのよ」という無言の圧力なのでしょう。にがーいコーヒーを我慢して飲んでいる間にそろそろな時間。ホームに降りてみたら珍しい車両があったので撮影してみましたよ。

これ、スーパービュー踊り子ですかね。大宮から出ているとは知りませんでした。大宮からそのまま伊豆方面へいけるということですね。湘南新宿ラインが出来たおかげか面白いコースをとる列車が増えていて面白い。
さて、そろそろ時間ということで待っていたら入ってきましたよ、特急水上。あわてて取り出した携帯で入線してきた列車をとってみたら・・・こんなんなっちゃいました。

この列車乗りたかったんですよね、昔から。新幹線よりも普通の特急の方が好きなので(新幹線は速すぎてつまらない)いつか乗ろうと思っていたのでこのチャンスは貴重とばかりに選んでみたのですよ。ホームの売店でとあるものを買って指定された車両に乗り込んでみました。

特急水上1号は定刻通り7:45にクククって感じの振動をさせながらなかなかいい感じに出発。この車両(185系)、先ほど話題にした踊り子にも使われてる車両なんですよね。もっと昔、東北、上越新幹線が大宮出発の頃には上野と大宮を結ぶ新幹線リレー号というものにも使われていましたね。なんだか懐かしいかおりがする、つまり、はっきり言えばおんぼろな車両。いかにもな振動をさせながらの旅にご満悦な私なのでした。
上越線についてなんだか詳しいサイトがあったので紹介。
その名もズバリ上越線http://joetsu-line.web.infoseek.co.jp/index.html
愛してますねぇ、上越線

そんなノスタルジーにさらに浸るために用意したのが先ほど売店で買ってきたこれ。

特急に乗ったらこれでしょう、ポテチとお茶。本当はもみもみする温かいお茶がよかったのですが、なかったのでこれにしちゃいました。特急の中で食べるおやつってなんだかおいしいんですよね。流れる車窓をゆったりみながらまったり、はい、ごきげんです。

座っている椅子も古い車両の割にはシートピッチも大きくとってあって窮屈には感じないし、そんなにへたりも感じないし、いい感じ。まぁ、ちょっと動くとキューキューいうのは愛嬌。今では少なくなったタイプの椅子に揺られながらのんびりまったり。いやぁ、癒されるわ、ホント。

途中新前橋で満座方面にいく車両と水上方面にいく車両が分割。そうそう、先ほど書き忘れましたがこの列車は水上1号でもあり、草津1号でもあったわけですよ。そんなわけで、先に草津号を送り出してから私が乗っている水上号が出発です。

新前橋を出発してしばらくすると車窓ががらりと変わってきます。今までは田舎だけれど家々が並んでまだ町って感じですが、途中から「山」って感じの車窓へ。紅葉の始まりって感じでなかなか良かったのでちょっとだけ写真とってみました。

のんびりまったりのつもりの旅でしたが、9:42、あっという間に水上に到着。この時点で4時間弱経過。普通に新幹線に乗っていれば到着していたであろう時間ですが、まーのんびりと行きましょう。跨線橋を渡って上越線に乗り換えですよ。

ここからの車両は実は何度も乗っているのでちょっと飽きてきた感じ。でも、それを耐えるのが鉄道マニア。さー頑張って参りましょう。
ここからの車窓はさらに山になるんですよね。さっきの特急の中からよりも綺麗だったのでこれまた何枚かとってみましたよ。

 
 

途中、土合というトンネルの中にある駅でカメラを持ったハイキング姿の人たちがぞろぞろと降りたんですが、あの駅を降りたらどんな光景が広がっているんでしょうね、とっても興味があります。いつかいってみようかな、と。

10:26、越後湯沢に到着。ちょっとお腹がすいていたので時間があれば駅から出ていつか食べたもやしたっぷりのラーメンを食べに行きたいなと思ったんですが、あいにくそこまでの時間がなかったので我慢してほくほく線のホームに。

ここで特急に乗らないのがマニアですよ、ハイ。越後湯沢を10:36に出発。タタンタンと軽やかなジョイント音を響かせながら上越線を快走。六日町からほくほく線専用の軌道に乗り込んで本領発揮、「ほくほく線いっきまーっす」って感じ?
このほくほく線、普通列車でも無茶苦茶速いんですよ。最高速度は110キロとそんなに飛び抜けて速いわけじゃないんですが、その最高速度までに達する時間がすごい短い。だいたい30秒から40秒くらいでしょうか。あっというまに最高速へ。うちの軽自動車よりも速いかもしれません。最高速に達した所で運転台を写真に撮ってみたのですが、あちゃぁ、光が反射して肝心のメーターが見えない・・・

軽やかに快走するほくほく線快速。えー、乗ってから気がついたんですが、快速でした、ハイ。越後湯沢までは時刻表で調べていたんですが、そこから先はなんとかなるだろうとノーチェック。
頸城を過ぎたあたりで運転台付近のお客がいなくなったようなので前に移動して運転台から前方の写真を撮ってみましたよ。

こんな感じの車両でした。
さて、終点の直江津には11:52に到着。相変わらずなんだか寂しい雰囲気の駅ですな、ここは。橋上駅舎化されたけれど雰囲気はそのまんま。まーそれがいいんですけどね。
降りたホームのちょうど向かいに次に乗るべき信越線が来ていたので乗り換え。

長野行きの車両に乗り込んで一駅、ようやく目的地の春日山に11:58、到着しました。所要時間、約6時間・・・お疲れ様でした。

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さて、帰りですよ。上越市でちょっとした用事を済ませた私、そのまんま宿泊することなくとんぼ返りです。
ほぼ深夜の11:45頃に直江津駅に降り立った私、寒いホームでひたすらある列車を待っていましたよ。それは「急行能登」。何度利用しても飽きないお気に入りの夜行急行です。
待っている間に留置してある車両を撮りながらまつこと30分、

ようやく直江津駅能登号が入ってきましたよ。今回は休日ということで心配になって指定席をとっていたので指定の車両に乗車。がらがらでした・・・

直江津に着いたときにはすでに暗くされていた車内は凍えた体を温めるのには十分な室温で眠りに落ちるまでそんなに時間はかかりませんでした。おやすみなさい。

朝は高崎駅に到着するちょっと前に恒例のペールギュントで起床。今回は本当によく寝れて体調は万全。長岡駅で車両が反転されて後ろ向きに流れる車窓を楽しみながら約1時間。トイレに起きたときに隣の車両を見たら誰もいなかったので何枚か写真を撮っているうちに上野駅にようやく到着。

 

駅のホームから乗ってきた車両を撮影。能登号がなくなってしまうという噂がだいぶ前からささやかれていますがいまだになくならないことを見るとちゃんと需要があるということですな。そんな私も大好きなのでなくなって欲しくないですよ。

 

上野駅から京浜東北線で神田、そして中央線で新宿駅に向かい小田急に乗って自宅まで返ってきた所で今回の旅はおしまい。写真いっぱい撮れたのでよかったかな。