やっぱり買いましたよ。

マリア様がみてる ―妹(スール)オーディション (コバルト文庫)
マリア様がみてる ―妹(スール)オーディション

いやぁ、久しぶりにどきどきわくわくしながら読みましたよ。すっごく面白かったです。
いままでに発売された小説の中で気になっていたことが解消されたし、この刊で起きてしまうのではないかと不安に思っていたことがなかったし、こうなったらいいなぁと思う出来事があったり、あーそう、そうきたか、と盛りだくさん。おまけにあんな仕掛けを最後に用意するとは…あ、読んだことない人には全くの謎な文なのでしょうが、読んだことのある人には私の気持ち、わかってもらえるんじゃないかなぁと。またまた次の新刊が楽しみになってしまいましたよ。
ただ今回気になったのが文章が1人称なのに3人称のような視点で書かれていることが多かった点。敬称が統一されていない(その人をその呼び方で呼ぶのはあの人人しかいないのにあの人はその場面にいない)ので誰が語っているのかがわからないところが多かったです。まだ一回しか読んでいないのでもう一度読んで確認しますが、どうもストーリーに出てこない幽霊が物語を語っているんじゃないかと思えるような書き方をしているような場面が何度かあったんでですよね。幽霊というよりもテレビドラマでナレーターが語っているような感じか。なんだか違和感を感じたのは私だけでしょうか。最近このシリーズ以外の読書をしていないのでちょっと毒されているだけ?
ま、なんだかんだいってもものすごく楽しめたのでよかったなぁと。
気になった点、思いついた点があったら追加します。

4月2日追記
取り消ししてあるところがあると思いますが、読み直してみたところちゃんと誰の発言かわかるように書かれていました。ゆみ以外の視点にころころ変わるので混乱してしまったようでした。今野先生、申し訳ないです。