根性旅行記 奥多摩編 2004年9月10日 (宿河原〜武蔵五日市〜拝島〜奥多摩〜宿河原)

私は雨男なのです。いつもどこかに出かけようとすると雨が降る。そう、今日の天気は相変わらずの雨男ぶりを発揮して雨。ちょうど家を出るころに少しやんだのでよかったのですが、これから山の方に行こうというのにまったく・・・まぁ、電車に乗っていくたびなのであまり気にしてもしょうがないんですけどね。
本日の予定は先日予告したとおり、私が所有しているJR白地図を埋めるべく、18切符を使って青梅線五日市線に乗ってきました。なかなかリラックスでき、充実した旅をしてきたのでレポートします。
最寄の駅を出たのはお昼の12:49、目的地が近場なのでゆっくり家を出ることにしたのです。立川までは南武線で27分。立川から武蔵五日市方面に行くため青梅線に乗りました。中央線で起きた事故のせいで乗る予定だった13:16発の拝島行きの列車は13:20に遅れて出発。27分ころ拝島に到着。次にのるのは武蔵五日市行きで13:35発。そのまま対面のホームに止まっていた武蔵五日市行きに乗り込むとまもなく出発。中央線の高尾を過ぎたあたりよりももっと山っぽくてなんとなくわくわく。多摩川の上流になるのでしょうか。眼下にはいかにも「上流」といった感じの川が流れていて、川原で何かバーベキューのようなものをやっているものが見えました。心配していた雨は一時やんだようで、終点の武蔵五日市につくころには少し明るくなってきて一安心。せっかく始めて来た土地なので、途中下車して少し散策してみようと思ったので、そのまま折り返しの列車には乗らず、駅から出てみました。
武蔵五日市駅というのはかなり山奥にあるというのになぜか近代的で、新しい感じがしました。橋上駅といった感じで一階には北欧とかいうパン屋さん(結構有名であろうチェーン店)と喫茶店、そして、コンビニが併設。少し駅から歩いてみると五日市街道が通っていて大型のトラックが意外なほど通っていてかなりの交通量。気をつけないと危ないです。一通り回ってみたのですがなーんにもなかったのであきらめて武蔵五日市駅に戻り、そしてまたホームへ。そのころちょうど帰りの列車が入ってきたので乗り込みました。
武蔵五日市駅出発は14:27。さすが始発なので自分が乗った車両は貸しきり状態。なんだか贅沢な気分でしたよ。先ほどのってきた路線をもう一度走り、順調にいくこと17分、拝島に到着。配島からの列車は朝の事故の影響がまだ残っているらしく本当は15:02に乗る予定だった列車よりも前のものが遅れて到着したのでそれにのってしまいました。14:55、拝島駅を出発。予定よりも早い列車に乗ったので青梅でかなりの乗り継ぎ時間が出来てしまったので、途中下車して青梅駅付近を散策してみました。青梅といえば「青梅鉄道公園」というのがあって、かなーり昔にきたことがある街であります。降りてみるとさっそく鉄道公園への案内図があってなんだか懐かしい感じ。まぁ、今日はそんな時間はないので何かお腹の足しになるものを、と思ったら見つけたよ
ミスタードーナツ
飛び込みました、ハイ。大好物のドーナツを旅の途中で食べられるなんて、あー幸せ。フレンチクルーラーポンデリングを買いました。105円セールだったので210円。目的地の奥多摩で食べようとかばんにしまって駅へカムバック。
青梅出発は15:29、奥多摩行きの列車で4両編成でした。中央線の色しているのに4両しかないってのがなんだか不思議な感じ。大編成な中央線を見慣れているからでしょう。青梅を出発すると先ほどの武蔵五日市へ行く道中よりもさらに山奥って感じでわくわくどきどき。山岳路線、結構すきなのかもしれない。奥多摩には16:05到着。奥多摩駅は進行方向向かって右に大きくカーブして停車していて、列車とホームの間が激しく開いていました。車掌が気をつけろと何度も言っていたのも納得。一番あいているところでは30センチくらいあったのではないでしょうか。あれ、落ちた人絶対いるな・・・
さて、奥多摩に到着したところで今日の旅の本当の目的を公開。ただ奥多摩までいくだけなんてつまらないなぁと思っていたので出発する前にネットで奥多摩駅を調べてみたのですよ。そうしたら駅のすぐ近くに温泉があることを発見。よーし、そこいってみよーってことだったのです。温泉の名前は「もえぎの湯」*1。駅から左側に進み、しばらくいくこと約10分ととっても近いし、入湯料が750円と結構安め。温泉までの道は静かでちょっとした遠足気分。暗い短いトンネルを抜けると目的のもえぎの湯に到着しました。入ってすぐに鍵つきの靴箱があり、そこに靴を入れてフロントに行くと、鍵を預けろとのこと。鍵と入湯料750円を払ったらフロントで脱衣所のロッカーの鍵をもらいました。そう、脱衣所の鍵をここでもらえるのですね。これはいいアイデアです。今までいろいろな温泉に行きましたが、脱衣所のロッカーは自由に選ぶものでフロントが指定するということとはありませんでしたよ。脱衣所のロッカーを指定されることによってなんとなく安心ですね。一人で複数使ったり、鍵をしない人がいたりと結構ひどいところもあるのでほんと、いいアイデアだと思います。肝心のお風呂はふんだんに木材を使った内湯と露天があり、非常にいい感じ。泉質は無色無臭で公式のホームページには書いてありませんでしたが、フッ素温泉らしいです。ちょっとだけとろっとした感じで非常に好みの泉質です。ただ、ちょっと刺激が強い感じで顔がひりひりしてくるお湯でした。おもいっきり堪能したので私の平均入浴時間を大幅に超え、1時間も入っていましたよ。ストレッチを念入りにしたので少しはやわらかくなったかな。2時間の入場制限(今日はすいていたので3時間に延長されていましたが)を使うことなく出てきてしまいましたが、非常にリラックスできました。
温泉を出て帰ろうと道を戻っていると左側につり橋が見えてきました。温泉でもらってきたパンフレットによると、ここを通ると駅までのショートカットになるようです。というわけで、通ってきたのですが、私、最近気づいたのですが高所恐怖症になっていたようなんですね。ちょっとだけゆれるつり橋に((;゜Д゜)ガクガクブルブルでした。
駅には17:40ころに到着し、すぐに乗る列車があったのですが、お腹がすいたのと、このまま帰るのがもったいなかったので、駅そばにあった食堂でご飯を食べることにしました。「御前セット」という山菜そばときのこご飯のセットを堪能、850円なり。食べているころはほんとに旅を満喫しているという気持ちでほんと幸せでしたよ。仕事帰りのお父さんたちが集まってビールを飲んでいる様を見るのなんて非常にまったり出来て、「あーきてよかったな」と思えました。そんな待ったり気分を堪能しているといきなりの大雨。まぁ、あとは電車に乗って帰るだけだからいいかなと、その雨の中駅に向かったでした。
奥多摩駅のホームで帰りの列車を待っていると18時になった時に奥多摩町役場からなんだか哀愁の漂うメロディーが流れてきましたよ。コード進行が妙に心地よく、そして、感動する転調。ほろってきたのは内緒です。疲れていたんでしょうね。
18:25、奥多摩駅を出発後は青梅まで爆睡していました。温泉に1時間もつかればそりゃあ疲れるわなぁと。青梅で乗り換えるときもふらふらで19:04に青梅出発後もまた爆睡。立川につくまで全く起きませんでした。行きは遠回りしたのでかなり時間がかかりましたが、帰りは直通なので立川には19:35に到着、あっという間です。立川駅suicaを使用してコーラを購入。眠気覚ましに一気飲みをし、南武線に乗って帰ってきました。
家に帰ってからもぐったりでばたんきゅーでした。温泉、好きなんですが堪能しすぎると疲れますよ、というレポートでした。