虎谷先生と洗足の教え子たち

今日は洗足学園の前田ホールで「虎谷先生と洗足の教え子たち」というタイトルのコンサートがありました。虎谷先生が今期で勇退するということでファゴットの石井先生発案で行われた勇退記念コンサートでした。そのコンサートに教え子である私もちゃっかり参加してきたのでその様子を報告しようと思います。
アンサンブルを中心に構成された曲目で前半は「Tiger Wood's Ensemble」つまりは虎谷先生や山本先生、小林先生と第一期卒業生を中心としたアンサンブルで演奏されました。モーツァルトのセレナード、ディヴェルティメントを演奏されたあと、トランペットの富田先生のアンダーソン、そして虎谷先生のプッチーニが演奏され、その後現役学生によるアンサンブルという流れで演奏されました。とにもかくにも恐ろしいほどに尊敬してしまったのが御歳70才の虎谷先生。どの曲目もオーボエ、アングレともに息切れすることなく吹ききってしまいました。脱帽、敬礼、尊敬、崇拝。自分が70になったときに果たしてオーボエを吹くことができるだろうかと真剣に考えてしまったほど。70ですよ、70。もう、信じられません。でも、実際に目の当たりにしたので信じざるをえないわけで・・・
それらのすごい演奏のあとにこれまたすごいことになった演奏がありました。そう、自分も参加したと先ほどちらっとかきましたが、卒業生が集まってダブルリードの大合奏をやってしまいました。総勢72名+α、前田ホールを埋め尽くすダブルリードの群れ。誰かがここにある楽器を売ったらいくらになるんだと冗談で言ってましたがそれくらいみごとな集まりようでびっくり。72名の中にはフルートが1本、クラリネットが2本、ホルンが2本、ハープが2本、ファゴットが10本入っていますがそれ以外はオーボエ族。その大編成でシュトラウスの春の声とラデツキーを演奏しました。いやぁすごかったですよ。聞こえる音がみんな「みゃーみゃーみゃーみゃー」大量のオーボエはほんとすごい。コンサートマスター(の位置にいた)の小林先生が「どうせあわないのでチューニングはしません」といったのも納得。あっはっは、あわないあわない。あれ録音してあるんだろうか。外から聞いてみたかったですね。見ていた人は面白かったといっていましたが。
そんなこんなでとっても激しい、楽しいコンサートは無事終わりました。
その後学校の地下の食堂(レストランといった方がいいかな)でレセプションがありました。このコンサートのために遠くから出かけた人もいてさながら同窓会のよう。たのしかった〜
虎谷先生長い間お疲れ様でした。