根性旅行記 富山編 2000/7/23 (溝の口〜富山)

そんなわけで今回も始まりました。旅日記。出発してからの全行程をレポートします。この長旅の出発駅は東急田園都市線溝の口駅。9時22分の各駅停車に乗り込むところから。
暑い!
最近の東急の車内はどの車両も冷房を弱めに設定しているらしくて入った時全然冷房がきいていないようにおもったほど。ま、桜新町についたころには汗もひいていたので、そんなに不快じゃなかったよ。
そう、今日は、昨日までの涼しさから一転、真夏日になってしまったのですっごく暑い!
しかも湿度が高めのようで空気がまとわりつくいやな感じ。できるだけ電車内にいたいなと思うあつさ。電車での旅行でよかった。
さて、まもなく電車は渋谷についたのでJRに乗り換えるべく階段をGO!
だぁ〜〜〜
汗がでまくり。なんで埼京線の渋谷駅ってあんなにとおいんだろう。あまりにもおぁ!って思ったので写真撮ってみました。
9時の埼京線にのって赤羽到着が10:15
次にのる予定の快速アーバンは40分到着
キラーン!!
鉄道マニアの血が騒ぐ。上野駅に戻れば始発だし座れるじゃん。
そんなわけでせっかく赤羽まできたけどちょうどきた上り列車にのって上野へ。
その車内に屋久で乗り込んできた車掌二人(お国車両基地があるのでそこにいっていたのだろう)が興味深い話をしていたのでちょっときき耳をたててしまった。
「この車両も無くなって、ぜんぶ新しいのになっちゃうんだよあぁ」
「211系もなくなるんでしょ」
鉄道ファンなら「なるほど」と思ってしまう会話だよ。
そう、高崎線のいま使われている115系は、もう三〇年以上も使われているいわゆる「おんぼろ」
それがこんどから順次新車に置き変わるのね。このおんぼろにも根強いファンがいるのよ。その車掌もそうだったみたい。本当に残念そう。
そんな話をきいているうちに上野についたよ。
がーん!あと4分しかない。しかも隣の隣のホーム。えーん。
泣き言言っていてもしょうがないのでダッシュで快速アーバンが停車しているホームへ。
間に合った。しかも席があいているよ。よかったぁ。残念ながら乗りごこちのいい車両中心の席はあいていなかったので台車のちょうど上の席でダキョウ。しかもトイレの目の前。うあぁ。
ま、催した時にすぐに駆け込めるのでいいっか。
10:30。定刻通り出発。先ほど乗り込んだ赤羽駅に到着。で、さっさと乗客を乗せて出発。、快調な走りをみせてくれる。しっかし、それにしてもよくゆれる。さすが空気バネをもたない115系。しかも車端部にいるせいだろうな。すさまじい。なんかよいそう。トイレの匂いがかすかにするのもなんかやなかんじ。席を移動
するにももうだいぶ埋まってしまったのであきらめよう。高崎までの辛抱だな。
お!さいたま新都心発見。おぉ、もうこんなにできていたんだねぇ、さいたま市。はっはぁ。さいたま市。ふっふん。さいたま市
篭原についたとき、思わぬ事件発生。なんと、いまのっている車両は切り放されてしまうそう。
そうだった・・・完全に忘れていたよ。
前回もここで乗り換えを余儀なくされてしまっていたのに学習能力0。あちゃぁ。
あわてて後ろの車両に移動。席なんて空いているはずもなくこの列車の雰囲気にまったくそぐわないガングロギャルの横で揺られる僕。なさけない。
それにしてもがんぐろぎゃるの醜いこと。思わず目を背けたくなる様相。きもちわるい。しかも低くて枯れた声。なんでがんぐろぎゃるってこんな声したやつばっかりなんだろう。
高崎には12:08に到着。いやあ、なんか長かった。篭原からたちっぱなしだったのでちょっち疲れました。はぁぁぁ
高崎では12分の待ち合わせ。水上までのるわけ。
前回この区間にのった時、冬だったんだけど、あまりにも暖房が強すぎて暑くて暑くて失神しそうだったんだよね。そんな思い出があるので緊張しながら乗り込んだよ。
はふぅ。
すーずしー!
いいかんじ。これなら快適に過ごせそう。よかったよかった。ちゃんと座れたし。
あー!あの人いいもの食べてるー
そう、高崎にはぎゅうひでいちごを包んだおいちいお菓子をうってるのね。それをまさにいまたべようと・・・あぁ、うらやましい。
うーん。おなかがすいてきた。さっき売っていただるま弁当食べたかったなぁ。写真だけでなく本当に買ってこればよかった。いや、だめ。越後湯沢で1時間待ち合わせがあるからそれまでの辛抱。あー、おなかすいた。
となりに座っている奴、超煙草臭い。どっかいけって感じなんだけどさっき立ちっぱなしだったのでがまん。うー、くさい。
水上には13:21に到着。乗換時間があまりないので急いで乗り換え。けっこう涼しい。さすが山の中。PHSがつながらなかったので電話しようと思ったんだけど却下。しょうがないので雄大な景色を堪能。あの温泉(水上温泉だろう、水上にあるんだから)入ってみたいなあ。どんな泉質なんだろうか。かなり興味がある。明日行
く予定の金太郎温泉は硫黄泉。かなり強く臭うので入ったあとに水で流すのが必須。温泉の効能を一番よくえられるのは流さない方がいいのだけれどあの匂いは強すぎるのでやっぱり流した方が回りの人にはいいと思う。ちなみにあの温泉愛好家だったさくらぎの家は年中あの硫黄の匂いがしていたっけ。
水上駅でのってきた列車とこれからのる列車をなかよくツーショットで撮ったらちょうど出発時間。弁当を売っているおじさんのあつーい視線を感じるも、越後湯沢でご飯を食べると決めていたので「おじさんごめん」と心の中で謝りつつ列車に飛び乗る。そして13:29に出発。
相変わらずこの路線はおもしろい。冬は雪をかぶった山々。夏は青々とした山々。いい景色だ。
まぁ、このような景色で一番見応えがあるのは横川軽井沢間なのだが、もう無くなってしまったので残念。もう一度でいいからあの路線を堪能してみたいものだよ。
車内でおもしろいやりとりというか、鉄道ファンならたぶんしない行動をやっている団体がいたのでいひひっと紹介。
その団体は僕と同じように富山にいくみたいなんだけど、車掌さんにほくほく線の時間きいちゃった。なにがいけないって、ほくほく線にのるぞと意志表明しちゃったのと同じなのね。なにがいけないかわからない人の方が多いと思うのでもうちょっとくわしく説明。
18切符というのはJRにしか使えないんだけどそのほくほく線はJRじゃないのね。だから、別料金がかかるの。でも、越後湯沢でほくほく線にのって直江津までぬけちゃえば車内改札がないから実質ただでのっちゃうことに。
これ、鉄道ファンの間では常識で結構しられていることなんだよね。
犯罪なんだけど(笑)
つまり、車掌にほくほく線にのるということがしられた瞬間、ほくほく線の料金を払ったか確認されて、払っていなかったら自動的に徴収となるのだ。
そのお客はほくほく線に特別料金がかあるのをしらなくてそのお金を払うのがいやで、長岡まででて、そこから直江津に向かう方法をとった模様。あーあ、もったいない(笑)
景色を堪能しながらうるさい車内に入ってくる音(ホントうるさかったのよ、耳の奥でガンガンいう位)を聞きながらぼーっとしていたらいつのまにか越後湯沢に到着。
おなかすいたー!!!
駅の改札を出て食べ物屋を探したよ。
そう、18切符の醍醐味は途中下車にある!といっても過言ではないだろう。その日のうちなら改札を何度ではいりしようとなにもいわれない。もちろん入る時には切符を見せるんだけどね。
めしやめしやーーっと、うーん・・・手ごろな店がない!なんだよーいつも通り駅そばかぁ?って思っていたら、面白い店発見。
らーめんどさんこ・・・
なぜに、越後湯沢まできてらーめんって感じだけど、しょうがない。
びびび!
っときたのだ。北海道らーめん(だと思われる)なのでまよわずみそらーめんをオーダー。あ、みそきのこらーめんもよかったかなぁって思ったけど、八〇〇円と、200円も高いのであきらめる。
らーめん、すいていたからか、あっというまに出てきた。オーソドックスな味噌ラーメン。めちゃくちゃおなかがすいていたせいなのかな?
すっげーうまい。
もやししゃっきり。コーンの量ぴったり。麺の量ほどよく。つまりいい感じ。
で、満腹になったところで駅に戻ったわけ。
そんな時またもや事件発生!
駅の改札で駅員に切符を見せたらなんてこと、判子押しやがった。18切符なのに。しかもおまぬけなことに日付のところじゃないところに。
ショック!!!
いつも使い終わった切符を大事に保管する派の僕としてはかなり気分がわるい。18切符には判子は5つ以上押されてはいけないのだ。
ま、日付の所じゃなかったため次からの使用には差し支えないと思うけどやっぱり気分がわるい。反省したまえ。越後湯沢駅の駅員!
怒っていてもしょうがないので0番線のほくほく線ホームへ。ここには温泉が涌いているのでいつも通りそれをさわってから乗車。写真に納められなかったのが残念。次の機会にとります。
写真といえば、今回初めてHK100(ほくほく線の車両)の写真をとることができたよ。なんどものっているのに実は初めて。よかった。
さて、14:15、定刻どおり発車。
いつも思うのだけれど、この車両、加速が凄くいい。さすが高性能車両。上越線ではその性能をフルに使うことはできないんだけど、ほくほく線内ではまさに水を得たさかな。とばすとばす。
最高速度は110キロしかださない(特急は150キロ)んだけど、そのスピード感はかなりのもの。きもちがいい。
夏休みのせいか、お子ちゃまが騒いで騒々しかったのでちょっと疲れたけど、まあ、楽しくのることができたよ。「みみつん」が激しいのも相変わらずでちょっとって思ったけどね。
そうそう、越後湯沢駅構内に「18切符では乗れません」って、何箇所も張ってあったので「やばっ」って思ったけど車内改札もなく、何とかクリア。
ほっ
直江津駅についたのは17:01。
ここ、僕の地元です。いま、だれも住んでいないけど・・・
家族みんなで神奈川に引っ越してしまったためせっかくの一戸立てが別荘状態。だれか住みませんか?なんちゃって。
直江津にせっかくついたのでこの駅の名物を紹介しちゃいます。それは
えきそば中華風!見えるかなぁ?かけそば、かけうどん、かけ中華そばとかけ○○が3種類もあるのだ。
これ、ここの駅にしかないんですよ。どういうものかというと、普通の駅そばの麺が中華麺、つまりラーメンの麺。
なかなかいける味なので直江津にいく機会がありましたらどうぞおためしあれ。
そういやぁ、直江津駅めちゃくちゃ変わったなぁ。橋上駅舎になっちゃってるよ。すっげー。
高校生のころから工事してたのがやっと完成したんだね。ほぉ。
で、さっそく間違えました。ホーム。
今まで、富山行きはほとんど1番線から出ていたので迷わず1番線にいったんだけど、その列車の方向幕は「長野」行き。
やられたー・・・
暑い中階段をもう一度上がり、隣のホームへ。
あせがどばー
そして、地元である直江津なのに駅から出ることなく出発したのは17:25くらい。定刻より1分遅れで発車。
ようやく最後の電車だよ。乗り換え何回したんだろ。もうわかんないや。
それにいても、あいかわらず
うるさい!!
いいかげん新車導入しないのかなぁ。この車両トンネルだらけのところを走るのにまったく防音対策がされてない。だから、車内放送も聞き取れないほどの轟音。
でも、ネチャッタ。
やっぱりね、一晩仕事してそのまま起きていたから限界だったみたいね。あんなにうるさかったのに爆睡。危うく乗り過ごすところだったよ。
ちなみに使用されていた車両は455系。交流、直流の電気、どちらでも走ることができるように改造した車両で、高崎線の車両の兄弟(だと思う)
糸魚川につく直前にセクション(直流から交流に変わるところ)があって、そこで10秒ほど照明が消えるのね。これがおもしろい。最近の車両なら大容量のバッテリーを積んでいるので照明は消えたりしないんだけど、こいつは古いので消える。夜だともっとおもしろかったんだけどなぁ。
ちょうど夕方の北陸線。いい感じ。
夕日がちょうど海に沈むころなのでそらはやんわりおれんじ色。きれい。
夕日が沈んで空が暗くなってきたころ、目的地富山に着きました。