レベッカ

レベッカ 2008年6月1日(日) 13時30開演

日曜日のお昼、久しぶりにミュージカルを見に行ってきました。
今回はシアタークリエという去年出来たばかりの新しい劇場で、はじめていくところなので、家を出る前に場所をしっかり調べてから行ってきました。

千代田線日比谷駅のA13出口から出たところ、帝国ホテルの前にそれはありましたよ。


入り口は他の劇場とは違い普通のビルのエントランス、そんな感じのところで、チケットを見せ入場するといきなりエレベーターに乗せられ地下2階へ。
薄暗くて狭い、正直息が詰まる、そんな感じのロビーで公演パンフレットを買い、さっそく自分の席へ向かいました。


劇場に足を踏み入れると箱の小ささに驚きましたね。舞台近っ!さすが全席指定、全部S席料金、そんな感じがしました。開演前だったので軽ーく写真を一枚。こんな感じに席から舞台が見えましたよ。



今回は事前に演目の内容を調べる時間がなかったので、始まるまでの20分間でじっくりパンフレットを読み、開演に備えてみました。でも、内容がミステリーということで正直あらすじはよくわからなかったわけで。まー何とかなるでしょうということで開演を待ちました。


波の音から始まったミュージカル「レベッカ」は、本当に面白いものでしたよ。
とにかく役者全員が「うまい!」東宝系のミュージカルってだいたい「?」がつくような人が必ずといっていいほど入っているのですが、レベッカはアンサンブルの人まで全てが納得の人選。


いきなりの寿さんの予想外にべらぼーにうまい歌と演技にほれぼれし、大塚ちひろちゃんはかわいさからの変貌、山口さん、禅さん、吉野さんは相変わらずのうまさとかっこよさ、治田さん、伊東さん、阿部さん、KENTAROさんの存在感と全てがよかった。


あれ?一人抜けてませんかって?そう、シルビア・グラブさんがいらっしゃいますね。このお方、今回は別格で紹介したいくらい素晴らしく良かった。ブラボー!シルビアさん!と叫びたい。


役柄は憎まれ役、そんな役で、今までのマダムヴォルフとか、ファンティーヌとは全く違う役回り。最初っからただ者ではない存在感を示し、歌で圧倒し、演技で恐怖させる、そんなダンヴァース婦人がものすっごくよかったんですよ。まさにはまり役。すっばらしかった。ほんっと、怖かった(笑)


内容に関してはミステリー、サスペンスということでネタバレを避けるためにも一切触れませんが、とにかく濃い内容の脚本で、某吉野さんがすけすけの衣装を着て踊り狂うアレと比べて10倍楽しめる内容でした。展開もわかりやすく歌と台詞のバランスもいい感じでホント見に行って良かった、そんなミュージカルでしたよ。


シアタークリエのこけら落としとしては素晴らしくいいスタートを切れたのではないでしょうか。あと約一ヶ月ありますので、チケットは高いですがかなりおすすめのミュージカルです。お暇を見つけていってみてはいかがでしょうか?